営業マンが留意すべき三つのポイントとは・・~目標を高く掲げる~

今回も前回に引き続き、営業マンが留意する3つのポイントについて解説していく。
今回は「目標設定」について解説していきたいと思う。

目標がある人は無い人よりも、進歩が速く何事もスピード感をもって成長していける。
ただ目標の設定の仕方次第で、その後の成長速度、達成速度は変わってくる。

今回も自分の振り返りの為にも記録していきたいと思う。

こんな方にオススメ

・目標の設定方法がわからない
・どのくらいの目標を立てて良いかわからない

「目標」は自分自身を俯瞰して分析することから始まる

「目標設定」とは、会社の経営者、部長、課長、グループリーダー、個人事業主
など、自分の立ち位置によって設定の仕方が変わってくる。

よってこれが目標の立て方だ!!というのはなく、
自分の置かれている現状と自分のモチベーション、そして企業やお客様に
期待されていることを総合的に俯瞰して設定しなければならない。

「目標」を立てる為には自分の環境、立ち位置を俯瞰してから計画する

1. 目標はスケジュールである。時系列的に細分化されていなければならない。

2. 目標は個性的であるはずだ。
自分自身の目標を設定するための参考に同僚を利用することは良いことだ。
しかし真の自分自身の関心、能力、意思、欲求などは、人それぞれで顔つきや声、骨格が
異なるように内面的なものも極めて個性的である。
自分の意志を離れて他人の関係においてのみ目標を決定することは発展的ではない。

3. 適切な目標を立てるためには自己をよく知らなければならない。
  そのために時々事故の限界をテストしてみる必要がある。
人間は、自分の能力を思いのほか知らないものだ。
(私の経験であh、自分のすぐ近くにいる他人の能力をよく理解していながら、
自分のこととなるとそれほどには理解していない人が多い)
多くの場合、能力を過小評価し、業績を過大評価している。

4. 自分の仕事の程度を知るための手段として他人を利用することは有効なことだ。
この場合、社内の同僚より社外の人間と比較することを心掛けるべきだ。

5. 会社の目標と個人の目標とを調和させることに関心を払わねばならない。
個人の目標を会社の目標に全く一致するように修正しなければならないとしたら、
それは権威主義的組織化全体主義的組織である。
逆に個人の目標に組織の目標を従属させるとすれば、それは友好団体かサークル組織になってしまう。
会社の目標は個人の目標に優先するものではあるが、個人の目標に対し硬直的なものではない。
会社の目標と個人の目標とは相互に影響しあうものである。
社員、経営者、管理者のそれぞれの目標が統合されて会社の目標が決定されるのだ。

そのためには当然のことだが現在の会社の目標をよく知らねばならない。
同時に現在の自分の任務についてもよく知らねばならない。
会社の目標と合致しない目標の追求を試みる人は不幸だ。
私の経験では社員の不満のうちの多くは、会社の目標と自分の任務を十分に理解していないことから
生じると思う。
「個人の目標と経営の目標とを合致させること」
これが管理者のもっとも重要な仕事だ。
(お互いにもっと雄弁にならなければいけないと思うが・・)

6. 目標は情勢の変化や目標の達成の程度によって常に修正を加えていかねばならない。
困難な目標を達成すれば次の目標により一層難しいものを狙う。
失敗すればより危険の少ないものを選ぶ。
目標は静態的なものではなく動態的なものだ。

7. 目標を決定するにあたっては、手段の選定が同時に行われなくてはならない。
手段、方法が明確化されていなければ実質的な目標にはならない。

8. 目標達成のためには一つの手段、戦略がある。
手段の拡充、戦略の強化なくしては大きな目標は達成されない。
(手段の拡充についても目標を立てるべきだ)

9. 人事考課の結果(昇給、賞与)は目標達成の一つの尺度である。
その原因、理由について上司によく聞かねばならない。
「上司には上司の考えがあるのだる」「面倒くさい」「はしたない」
などという理由で自分を納得させてしまうのは良くない。
昇給、賞与の金額は目標達成の重要な尺度の一つであり、経営の目標と個人の目標との継手なのだ。

10. 現在の目標の達成の程度についていつも正確に知っていなければならない。

11. 仕事に熟達することを目標にすべし。
才能に頼るよりは事故の技能や専門的知識、経験を活かし伸ばすように努力すること。
つまり目標の達成が職務遂行能力の向上につながるような目標でなければならない。

12. 予想される問題点は明確化しておくこと。
困難なことは何か、障害を解決する方法は何か?これをしっかりと明確にする。

13. 目標を決める際には、問題を解決するよいは機会を生かすこと。
「障害となる問題は何か」ではなくて「自分にとって機会はどれほど大きいか」に視点をおくべきだ。

14. 目標を決めたら、なるべく大勢の人に公表した方が良い。
目標達成のために(主として刺激を与えるという形で)周囲の人が協力してくれるだろう。

15. 目標を設定することは、個性を殺すことではなく、これを強化しようとする試みである。
自分に強みを生かせるような目標を決めたい。

繰り返すが目標は自分で決めるものではあるが、自分ひとりで決めるべきものではない。
上司との協力によって決められた目標が実際的な目標である。
企業において目的のない仕事はない。
目標を決めることの意味を知り、高い目標を限り無い自己の拡大を目指したい。

自分の心の中にヒントがある。自分にとことん向き合うこと

目標は自分で一方的になってしまってもいけないし、
企業に一方的にノルマを示されそれを飲むだけでもいけない。

自分が何のために現在働いているのか?
その仕事を通じて何を得たいのか?
成長なのか?お金なのか?

「俺は●●の仕事が大好きだからこれを優先的にやりたい!!」
となれば他の仕事はそれなりに成果を上げながら、自分のやりたい仕事に集中すれば良い。
企業にノルマがあるならば、それを達成できる技術も必要である。

目標は自分の心の中にかなりヒントが存在している。
一番自分の中で大切なことは「目標を設定する」ということを通じて
「自分が本当にどう思っているのか」を把握することが大切なんだと思う。

今回3シリーズにわたって解説してきましたが、少しでもお役に立ちましたら幸いです。

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