現在ネット社会になり「情報」がものすごく溢れかえっていますよね。
「どの情報が正しいの?」
「誰が言っていることが本当なの?」
「真実はどこにあるのか?」
本当のことを知ろうとすればするほど多くの情報によってわからなくなりますよね!
現代に置いて正しい情報、真実の情報だけを100%取得するのは大変難しくなってきています。
本日はネット社会に生きる皆さまに少しでも正しい情報の取り方のコツについてお伝えできればと思います。
フェイクニュースに騙されるな!ネット社会で正しい情報を得る方法とは?
SNSや動画サイトなどでも話題になっているどころか当たり前になっているフェイクニュースですが、嘘の情報は当たり前のようにネットの中には存在しています。
虚偽の情報でつくられたニュースのことで、誹謗中傷を目的にした個人発信の投稿などを含み、主にネット上で発信、拡散される嘘の記事を指します。
2016年、英国でEU離脱の是非を問う国民投票や米国の大統領選投票では、SNSを通して多くのフェイクニュースが拡散され投票行動に大きな影響を与えたという批判が最近起きたばかりです。
情報とは恐ろしいもので、スマホの普及により誰でも情報を発信できる世界になっています。
インターネットが普及する前後で情報は500倍となり、電子レベルでは5万倍、2020年に全世界のデジタルデータ量は44ZB(ゼタバイト)と言われています。
(1ゼタバイトは10億テラバイトで1兆ギガバイトです。)
1秒間に世界中で情報が何万記事とと発信されているわけです。
もちろんその中にフェイクニュースが入っていないわけがないのです。
中には宗教や政治など、嘘ではないけど信じてしまっている、信じたい自分の思いが混ざりその思いを発信してしまうとなれば、その意志はとても強く固く、反対の意見があっても譲るわけがないのです。
ネットの口コミ欄やコメント欄でも様々なところでぶつかっており、終わりのない論争が起きていますよね。
さて、この情報量が増えた現代で情報を収集するスピードが圧倒的に上がりました。
あなたは試されているわけです。
「あなたがどの情報を信じてどの情報を捨てていくのか」をです。
情報弱者になるな!この時代の有意義さを理解し利用しよう!
ネットの無い時代にあなたの疑問に思ったことを検索するツールはなんだったでしょうか?
・テレビやラジオで情報を得る
・図書館に行って本を借りる
・頭の良い知識人や先生に聞く
・自分で体験する
グーグルやYahooで検索できなかったわけですから、あなたが知りたい情報を得るまでに時間がとてもかかっていました。
今はスマホで数秒で入手できます。
メディアは進歩しました。
とても大きな進歩ですし私たちの悩みや不安はすぐに解決できるようになり、便利な世の中になりました。
これは大きなメリットですが、同時にデメリットにもなっています。
それは情報があまりに多くてどれが正しい情報かわからなくなってしまったことです。
インターネットの情報は正しい情報と間違っている情報が同じレベルで混在しています。
その情報が正しいか間違っているかは残念ながら今のAIロボットでは区別ができません。
グーグルロボットでも判断できずフェイクニュースを排除できないのです。
それではどうすれば正しい情報が手に入れられるでしょうか?
残念ながら完璧に正しい情報を入手することなどできません。
そもそも完璧な情報とは何でしょうか?
正しい情報とは何でしょうか?
ここで「情報」という言葉はいろいろな意味合いがあるのでしっかりと分けて考えましょう。
化学的根拠の分類と未確定の分類に分ける。
化学的な根拠が出ているものは常識として扱われます。
・1+1=2
・赤色は赤色
・法律を犯してはいけない
これは誰もが思う「当たり前」の領域に入る常識です。
「常識は覆されるかもしれないんだぞ!!」
という言葉は置いておきまして、今はそれ以外の未確定の情報についてがテーマです。
【未確定情報やニュース】
・これからの世の中はどうなるか?
・どう生きていくべきか?
・最も賢く学べる方法は何か?
・一番人気のお店はどこか?
この様に風呂敷を大きく広げた将来の話や考え方、テクニックは未確定です。
定まっていないテーマに対しては多くの見解がある為、情報が溢れかえるわけです。
そして、このような情報の中にフェイクニュースや間違った情報が入ってしまうわけです。
先ほども申し上げましたが、完璧に取捨選択する方法は現在ありません。
ですが、少しでもあなたが正しい情報に触れる為に行動できる術はあるので順に解説していきます。
専門家の意見を総合的に取り入れ判断する
情報の入手方法は何でも良いです。
SNSでもネットでもyoutube動画でも構いません。
あなたが信用している専門家や評論家、講師の人から情報を得ましょう。
有識者や専門家が語っている情報をとにかくたくさん入手してください。
そうすると同じ結論に辿り着いていることに気づくと思います。
決して1つのメディア、1個人のみの情報だけを信じてはいけません。
なぜならそれはあくまでも1個人が発信した情報だからです。
必ず複数人から情報を得て、その情報の中でブラッシュアップして核となる真実を入手してください。
多くの賛成意見がある情報を良しと判断する
多くの賛成意見がある情報というのは、人気の専門家や解説者、嘘のない人に共感が寄せられ多くの人が指示するわけです。
このご時世はわかりやすく「良いね!」マークなどがついていますから、その意見が総合的に見て判断できるわけです。
多くの賛成意見があればあるほど真実味やリアルさがそこにあることを意味しますので、それが世間一般の意見となり常識となっていくのです。
(※革命家や発明家はこれを覆していくので結果が出るまで反対され続けるのが常です。
あなたに先見の明があり少数意見を伝えるならば根拠と裏付けをもって論じる必要があります。)
ただこの場合注意して頂きたいのが、あまりにもその情報提供者が魅力的過ぎて何を言っても信じてしまう方もいます。
それは「情報取得者」から「ファン」になってしまっている人のことを言い、正しいか正しくないかはもはや関係がなくなっている状態です。
あまりにも熱が入った意見を発すれば、反対派(アンチ)からは「信者」とも呼ばれたりするわけです。
一歩引いて俯瞰して見てみることも大切です。
検索して上位に表示される情報が正しいとも限りませんのでご注意を。
炎上商法が良い例です。
批判覚悟で注目を集め、反対意見を言えば言うほど相手の思うツボなのです。
むしろそれが目的ですから、素直で正義感の強い人ほど引っかかってしまうのではないでしょうか?
そんな刺激的な情報の中にも本音が混ざっていたりするため、時間が経過すれば
「その意見が本当は正しかった!」
なんてこともあるから厄介なのです。
フェイクニュースや本音が入り混じった情報が堆積していく中で、いかにして正しい情報にたどり着けるかは、自分を疑い根気よく情報を収集し続けることが大切です。
多くの本を読む
このご時世で本を読むことが何故正しい情報を得ることに繋がるのでしょうか?
著者は間違った情報を出した場合、自分のブランドを損傷してしまうわけです。
本はインターネットやyoutubeのようにボタン一つで消せません。
間違っていたら名誉も傷つき、出版社も損害を負います。
出版するということは、著者も出版社もリスクを背負っているわけですから、正しい情報が書かれているる可能性が最も高いと言えます。
ただしデメリットもあります。
スローメディアだからです。
書店に並ぶには執筆してから早くても3ヵ月はかかってしまうわけで、ホットな情報とはいかなくなります。
ただ本を読むことのメリットはそれ以上にあります。
それは情報選択力が抜群に上がるからです。
先ほど「ネットでも情報をたくさん入手してください」と伝えましたが、ビジネス書を多く読んでいくとある結論が見えてくるのです。
気付くと「あの本もあの本も言っていることが同じだな」と。
本を書く人は専門家であったり専門分野で成功した方が人生を背負いながらも執筆しています。
中途半端に執筆している方なんていません。
同じ分野の本でしたら間違いなく情報が繋がってきます。
そして違う分野でも「伝えたいこと」「落としどころ」が同じものが出てきます。
「これって結局言いたい事が同じだね」、という感覚です。
そして相手が何を一番伝えたいのか、その真実を追求する判断能力が格段に上がるわけです。
これは500冊~1000冊ほど読むと見についてくると言われています。
苦手な方はKindleや様々な電子書籍もありますからインターネットでも大丈夫なので是非試してしてみてください。
今の自分にとって必要な情報か不要な情報かがすぐに選択できるようになります。
まるで真実の核だけが浮かび上がって見えるようになってきたらあなたの情報収集能力は格段に上がっています。
【まとめ】情報弱者は損する時代
このネットの時代になり多くの真実を知ることにもなってきました。
昔の常識は今では通用しなかったり、歴史も修正され、今私たちが知っている情報も数年後には塗り替わっているかもしれません。
もはや正しい情報とは何か、真実の情報とは何か?
「その完璧な答えはない」と言うことを知って頂ければと思います。
フェイクニュースとは上手く付き合っていく時代です。
多くの情報から取捨選択し、一喜一憂しないことです。
ある1つのニュースを読んだら、とにかくあらゆる関連記事を検索し、時には自分を疑ってみましょう。
そして「核となる真実」を見つけ出しに行くことです。
大切なのは1つ1つの情報に「自分の思い」を乗せないことです。
「こうあってほしい!」と言う自分の思いを乗せることにより、その情報はすぐに偏った見方になってしまうからです。
自分が「そう思いたい情報」に共感しやすいのが人間ですから気を付けてくださいね!
「なぜこの人はそう言っているのか?」
「なぜその意見は反対されるのか?」
「なぜ自分はそう思っているのか?」
これをしっかりと俯瞰しながら情報を収集していくことが求められます。
このネット時代はスマホとPCを使い、全ての人が考えながら情報を取捨選択していく時代です。
幸せに行きたい人は、自分が気持ちの良いと思う情報を得ながらで良いのです。
ただ発言がある時は自分が「何故そう思うのか?」
はしっかりと話せるようになっておきたいですね!
皆様のこれからの正しい情報収集に少しでも役に立てば幸いです。